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いわきで崖崩れ、県道通行止め 降雨なく地質など調査へ

県道脇の岩山が崩れ、道路の約半分がふさがれた現場=25日、いわき市鹿島町

 24日午後11時ごろ、福島県いわき市鹿島町の県道(通称鹿島街道)交差点付近で崖が約40メートルにわたって崩れ、土石が片側2車線の中央線付近まで覆った。いわき東署によると、けが人や巻き込まれた車両は確認されていない。県などが現場付近約1.5キロを通行止めにして原因を調べている。
 いわき東署や県によると、崩れたのは高さ約23メートルの岩山。土石は信号機をなぎ倒し、落石対策用のフェンスも巻き込んだ。崩れた斜面には、鎌倉時代に岩に掘られたとされる市指定史跡の磨崖仏もあった。
 崩落当時、雨は降っていなかった。県は経年劣化などの理由で岩山が崩れ落ちた可能性があるとみて、地質などを詳しく調べる。
 現場は郊外店が並ぶ交通量の多い幹線道路。県は二次災害を防ぐ土のうを設置し、30日ごろをめどに片側1車線での通行再開を目指す。全面復旧のめどは立っておらず、迂回(うかい)路の混雑など影響が予想される。
 隣接する中古車販売店では乗用車数台が土石で押される被害が発生した。市によると、そばの民家2軒は自主避難した。
 近所の元行政区長加藤政男さん(76)は「現場付近は小学生の通学路にもなっており、日中だったらと思うと恐ろしい」と話した。


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2019年08月26日月曜日


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