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<仙台市議選>お盆選挙、低投票率に影響か 候補者から見直し求める声

 仙台市議選の投票率は過去2番目に低い36.07%で、前回2015年の過去最低35.83%に続く30%台と低迷した。お盆期間を含む9連休中に告示を迎えた選挙日程で、当初から「低投票率は避けられない」と懸念があった。議席を得た新議員は高まらぬ有権者の関心に危機感を募らせる。
 「明確な争点がなく、選挙戦の盛り上がりを感じなかった。議員への期待が薄いということだろう」
 宮城野選挙区で初当選した田村勝氏は、低投票率の背景をこう分析した。
 同選挙区は定数10を15人が争い、競争率は市内最高の1.5倍と大激戦だった。投票率は33.32%で前回より0.11ポイント上昇した。
 「候補者の切磋琢磨(せっさたくま)が投票率に影響したと思う。幅広い声を聞き、期待を高めることが必要だ」と話す。
 市選管は参院選が7月にあると想定。市議選の日程を参院選と離すことで投票率向上が期待できると、8月27日の任期満了直前の選挙日程を選んだという。
 だが、結果は前回比0.24ポイントにとどまった。泉選挙区で7選を決めた野田譲氏は「上がったとはいえ、3割台の投票率は問題。日程も一因だ。参院選の直後に行った方が、有権者の熱気は冷めなかったかもしれない」と判断を疑問視する。
 東日本大震災前、市議選は春の統一地方選で県議選と一緒だった。震災で日程が延期された影響で11年、15年、今回と夏に市議選、秋に県議選が行われる日程となり、状況を是正すべく日程の「再統一」を求める声が少なくない。
 泉選挙区で4選した小野寺健氏は「猛暑の選挙戦は有権者、候補者に大きな負担。統一選に復帰するか、県議選と一本化するか見直しが必要だ」と指摘する。


2019年08月27日火曜日


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