宮城のニュース

仙台空港・運用時間延長で岩沼市が騒音測定強化へ

 仙台空港(名取、岩沼両市)の24時間化を含む運用時間延長問題で、岩沼市の菊地啓夫市長は26日、「24時間化ありきだという話は一切していない」と述べ、騒音対策の徹底を県などに求める考えを示した。市議会全員協議会で説明した。
 市が独自に実施した航空機騒音の測定結果を報告。7月12〜18日に市内13地点で一斉に測ったところ、1日当たりの騒音レベルを表す指標が41.9〜53.7デシベルで、いずれも環境基本法の環境基準を下回った。
 さらに、常時測定している市内4地点の騒音発生回数も公表した。2018年度の1日平均は矢野目地区66.2回、梶橋地区44.9回、末広地区31.4回、相の原地区28.0回だった。
 菊地市長は「(騒音レベルが)法の基準以下だから良いとは考えていない。運用時間延長の協議は騒音減少への取り組みを徹底することが必要」と強調した。
 県は騒音対策の柱として、海側に離着陸する「優先滑走路方式」の実施率向上を挙げているが、現状は5割強にとどまっており、菊地市長は「決して十分とは言えない」と指摘。「騒音の発生源である航空機材の更新についても、国や県、空港の一層の協力が必要だ」と述べた。
 市は市西部地区の騒音測定態勢を強化するため、市議会9月定例会に関連経費約750万円を盛り込んだ本年度一般会計補正予算案を提出する方針。
 仙台空港の運用時間延長を巡っては9月3日、村井嘉浩知事と名取、岩沼両市長、仙台国際空港社長による4者会議が県庁である。


関連ページ: 宮城 政治・行政

2019年08月27日火曜日


先頭に戻る