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<仙台市議選>政党対決鮮明に 自民最大勢力を維持、立民6議席「想像以上」

 25日投開票された仙台市議選は、郡和子市長を支える立憲民主党などの「市政与党」が議席を増やした一方で、「市政野党」の自民党も第1党を維持し、推薦候補を含めれば改選前を1議席上回った。政党対決の構図が強まった選挙戦。各党は有権者の審判に表れた民意を読み解き、1期目の後半に突入した郡市政との向き合い方を模索する。

 党派別の得票率はグラフの通り。市政与党の立民、国民民主、共産、社民4党のうち立民が全員当選で躍進した。改選前の2議席から6議席に増やし、青葉、泉、宮城野の3選挙区ではトップで当選した。
 青葉選挙区で4選した立民の村上一彦氏は「反応は良かったが、想像以上の結果に驚いた。安倍政権に批判的な人々の支持を受けていると期待を感じる」と語った。「郡氏とは考え方も志も一緒」と話し、引き続き「同志」を支える。
 国民は1議席増の3議席だが、宮城野、太白両選挙区は最下位当選だった。太白で再選した沼沢真也氏は「前回の勝利は安保法制反対の世論の追い風を受けただけ。今回は風を受けない生の数字が出た。怖い」と厳しい表情を浮かべた。
 共産は改選前の6議席を維持したが、青葉選挙区で市議団幹事長が涙をのんだ。太白選挙区で7選した嵯峨サダ子氏は「仙台市議選は昔から政党選挙。今回は対決色が強まった。参院選で現職を落とした自民の反撃が強かった」と明かす。
 社民も若林選挙区で現職が落選し、5議席維持にとどまった。宮城野選挙区で7選した辻隆一氏は「1議席増を目指していたので残念。有権者は世代交代を求めている」と分析した。
 自民は改選前、21人が所属する最大会派を構成していた。今回は公認19人、推薦3人が議席を得た。同様の統一会派が構成されれば勢力は改選前を上回る。
 太白選挙区で7選した鈴木勇治氏は「自民にも票を伸ばした候補がおり、立民だけが勝ったという選挙ではない」と指摘。郡市政とは「是々非々の立場」で向き合うとし「今の市政は緊張感が足りない。厳しい態度でチェックしたい」と強調する。
 公明党は擁立した9人全員が当選。青葉選挙区で5選を果たした嶋中貴志氏は「議会の構成に大きな変化はなかった。地方政治に与党も野党もないため、郡市政に臨む是々非々の立場は変わらない」と語った。


2019年08月27日火曜日


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