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外国の高度人材を仲介する新サービス 訪日客対応、海外進出など幅広く 仙台・ヒューレックス

 人材紹介業のヒューレックス(仙台市)は9月、東北をはじめとする地方の中小企業に外国の高度人材をあっせんする「グローバル人材採用支援サービス」に乗り出す。インバウンド(訪日外国人旅行者)への対応強化や製造業者の海外進出促進に向け、マッチングからビザ取得、入社後の定着まで幅広くサポートし、1年間で100人の仲介を目指す。

 同社は7月、サービス開始に先駆けて台湾の人材紹介大手2社と業務提携を結んだ。現地の大学を卒業するなどし、日本での就労を希望する高度人材を募る。今後は東南アジアやインドの有力な人材紹介会社との提携を進める。
 あっせん先に想定するのはインバウンドを受け入れる宿泊業者、工場などの海外展開を検討するメーカー、エンジニア不足が顕著なIT企業だ。外国人採用は通常の求人と比べ、企業が求める条件との間で精度の高いマッチングが求められる。同社は応募段階でビザ取得に必要な学歴や経歴を持っているかどうかを確認し、ビザ取得も支援する。
 外国人採用を検討する企業には、受け入れ環境の整え方をレクチャー。仙台を中心に不動産業者と連携し、採用者に対する住居支援も行う。入社後は定期的に企業を訪問し、定着に向けたサポートを続ける。
 同社は東北の大学で学ぶ留学生へのアプローチも強める。卒業後、大部分が首都圏での就職や母国への帰国を選んでいるのが現状だが、東北で就職を希望する学生もいる。各大学と連携し、地場企業の求人を紹介していく。
 東北で外国人の高度人材のあっせんを本格化させるのは同社が初めて。中小企業の課題である外国人採用の体制整備を支援することで、首都圏などに後れを取るインバウンド対応や海外展開を後押しする。
 既存顧客にはサービスを告知し、希望人材などのヒアリングを始める。営業本部の神谷貴宏統括部長は「地方の企業を元気にするには多様な手段が必要。グローバル人材の採用支援を新たな柱として確立し、東北の中小企業を活性化させたい」と話した。


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2019年08月27日火曜日


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