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宮城海保の巡視船ざおう大規模改修 東北の海、再び守る

<新装>窓が並ぶ船橋などを改修したざおう
<向上>改修された操舵室
<指揮>拡張された「オペレーションズ・インフォメーションズ・センター」
<帰港>船上の入港式で木下部長(手前左)に帰港報告をする渡部船長(中央)

 宮城を中心に東北の海を1982年から守ってきた宮城海上保安部の巡視船ざおうが半年間の改修工事を終え、塩釜市の塩釜港に帰港した。「船として異例の大規模改修工事」(第2管区海上保安本部)を施して生まれ変わり、海上警備や海難救助などに復帰する。
 建造から37年が経過したざおうは船体の老朽化が目立ち、搭載機器も旧式となったため、操舵(そうだ)室などがある最上部の船橋(せんきょう)などを丸ごと交換する大規模な改修が行われた。操舵室に高性能の主要機器が備わり、手狭だった指揮統率中枢のオペレーションズ・インフォメーションズ・センター(OIC)も大幅に拡張した。
 船橋前方には高性能望遠カメラと夜間撮影装置を兼ね備えた遠隔監視採証装置を、側面に停船命令などを多国語で表示する装置を、それぞれ新設。搭載艇の機能向上なども図った。改修費は約32億円で、新造船購入より予算を抑えられた。
 帰港した5日には船上で入港式があり、渡部一夫船長が乗組員45人を代表し、木下敏和宮城海保部長に入港を報告。木下部長は「ざおうは歴史の新たなスタートを切る。機器の性能を生かし、業務を的確に遂行してほしい」と訓示した。


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2019年08月27日火曜日


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