宮城のニュース

医療の現場を知って、志して 中学生向けにイベント 東北大病院医師らが講演

医師(右)の話を真剣に聞く中学生

 医師や看護師のやりがいを中学生に知ってもらうイベントが24日、仙台市青葉区の東北大病院であった。宮城県が人手不足の解消に向けて開催し、将来は医療の現場で働くことを夢見る県内の31人が参加した。

 同病院の医師や看護師、助産師ら4人が講演し、仕事の内容を紹介したり、自身の中学生時代を振り返ったりした。研修医の渡辺大海(おおみ)さん(24)は「人の命に携わり、助けるという医師のやりがいは、他の仕事にはない」と力を込めた。
 中学生からは「不器用でも医師になれますか」と率直な質問が飛んだ。渡辺さんは「診療科ごとにいろいろな仕事があるので大丈夫。大事なことは病気の人を救いたいという思い」と応じ、エールを送った。
 医師を志す仙台市郡山中2年の石山結翔(ゆうと)さん(13)は「話を聞いて自分もなれると思えた。夢に向かって頑張りたい」と目を輝かせた。大崎市古川中1年の小野寺史桂(あやか)さん(12)は「入院して不安だったとき、看護師さんに救われた。いつか同じように子どもを助けてあげたい」と話した。
 イベントでは医療現場の体験も行われ、研修用の人形に麻酔を投与したり、シミュレーターで内視鏡手術に挑戦するなどした。
 厚生労働省の医師偏在指標によると、県内の2次医療圏は「仙台」以外、適正な医師数に満たない「少数区域」となっている。
 県医療人材対策室の鹿野浩室長は「参加した中学生が将来、医師や看護師となり、地元に定着してくれたらうれしい」とイベントの効果に期待を寄せた。


関連ページ: 宮城 社会

2019年08月27日火曜日


先頭に戻る