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<楽天 翼に風を>大混戦の終盤/CS進出、打線の奮起鍵

[まきし・やすなが]沖縄県出身。沖縄高出。東芝から87年にドラフト3位で近鉄に入団。94年に現役引退。通算成績は打率2割7厘、14本塁打、53打点。95年から近鉄、オリックス、日本ハムで1軍守備走塁コーチなどを経て、16年に東北楽天の1軍内野守備走塁コーチに就任。19年に1軍ヘッドコーチ。58歳。背番号74。

◎東北楽天ヘッドコーチ 真喜志康永

 シーズン終盤に差し掛かり、パ・リーグは大混戦の様相となっている。東北楽天が現在、クライマックスシリーズ(CS)進出を狙える位置にいるのも、前半戦は野手陣が奮闘し、中盤からは投手陣が力を発揮してくれたことが背景にある。
 より上の順位を狙うには浅村の活躍が欠かせない。今は精神的なプレッシャーが掛かっているせいか、思うようなタイミングの取り方で打てていない。不調から抜け出すには状態がいい時の映像を見ながらフォームを比較するなどの検証作業も必要だ。
 主砲が苦しんでいる中で茂木、島内、銀次ら主力選手が頑張ってくれている。新人の渡辺佳は先発でも代打でもいい仕事ができている。本人はカウントが追い込まれた方が気分的に楽だとも話していた。新人離れしたポイントゲッターをどの打順に置くかがチームの得点力向上の鍵となりそうだ。
 シーズン前半にチームを引っ張ってくれたウィーラーは出場選手登録抹消となった。好調を維持してくれることを期待していたが、スランプに陥ってからはなかなか状態が上がってこなかった。野手陣に勢いを与えてくれる選手なので、調子を取り戻し、一日も早く1軍に復帰してほしい。
 これまで、則本昂、岸が投げた時に限って打線が援護できていない試合が続いており、勝ちをつかみ切れていない。両エースで勝ちを奪っていけるかは非常に重要となる。
 今季は手術明けだった美馬がフル稼働し、チームトップの7勝を挙げる活躍を見せてくれている。
 新人弓削の存在も大きい。2軍で自分のやるべきことにしっかりと取り組み、7月30日の1軍昇格後は結果を出してくれた。球種による速度にあまり違いがなく、相手打者は何を投げているか分からないという感覚に陥り、芯で捉えきれないケースが多くなっている。シーズン終了まで先発ローテーションを守り、一つでも多く勝ちを付けてほしい。
 救援陣は森原、松井が安定しているのが心強い。8月から中継ぎで起用している辛島も相手打線にプレッシャーを与える存在になっている。今後は調子を取り戻してきた段階で先発に戻す可能性もある。
 順位がすぐ変動するような緊迫した終盤が予想される。最後まで諦めず、粘り強く目の前の試合を戦っていきたい。


2019年08月27日火曜日


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