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気仙沼漁港、笑顔なき初水揚げ サンマわずか8トン

今季初めて気仙沼港に水揚げされたサンマ=27日午前7時10分ごろ

 宮城県気仙沼市の気仙沼漁港に27日、宮城県内のトップを切ってサンマが初水揚げされた。水揚げ量は昨年の1割強でサイズも小ぶり。秋の主役の登場にも、漁業関係者からは先行きを不安視する声が上がった。

 北海道根室市の第2丸中丸(199トン)が入港し、午前6時すぎから水揚げした。漁場は例年より遠く、北海道東部から約1100キロ離れた公海。水揚げ量は昨年の初水揚げ(65トン)を大幅に下回る約8トンだった。
 乗組員の浜松健児さん(43)は「漁場は遠いし、魚も全然いない。今のままでは、極めて厳しい状況になるだろう」と漏らした。
 サイズは130グラム以下の小ぶりで細身のものが多かった。入札価格は1キロ平均715円で、昨年(351円)の約2倍に達した。
 気仙沼漁協の斎藤徹夫組合長は「予想はしていたが、量もサイズもあまり良くない。業者も扱いにくいだろう」と話した。
 気仙沼市魚市場の昨年の水揚げ量は1万7281トンで全国3位。水産庁は今季の来遊漁は昨年を下回ると予測している。
 水産加工会社「阿部長商店」(気仙沼市)の阿部泰浩社長は「今年はカツオもスタートは悪かったが、徐々に巻き返した。今後、上向くことを期待したい」と願った。


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2019年08月28日水曜日


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