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釧路沖で宮城の漁船転覆 乗組員7人全員救助

救助を待つ第38順栄丸の乗組員=28日午前、北海道釧路市沖(第1管区海上保安本部提供)

 28日午前7時20分ごろ、北海道釧路市沖で、宮城県漁協唐桑支所(気仙沼市)所属で男性7人が乗った漁船「第38順栄丸」(19トン)と電話が通じなくなったと、僚船から118番があった。第1管区海上保安本部(小樽)の航空機が付近の海域で転覆した順栄丸を発見。巡視艇が現場に到着し、転覆した船体の上にいた7人を救助した。全員けがはなく、命に別条はない。
 1管などによると、現場は釧路市の南方約110キロの沖合。同支所などによると、順栄丸には漁労長の伊東順一さん(56)=同市唐桑町=と市内に住む50代の男性2人、インドネシア人男性4人の計7人が乗船し、24日に気仙沼市の漁港を出てカジキの流し網漁をしていた。順栄丸から僚船に「横波を受け、船体が傾き危険な状態にある」と連絡があった後、電話が通じなくなっていた。
 7人は28日午後、釧路海上保安部の巡視船で釧路港に到着。釧路海保で転覆当時の状況などの聞き取りに応じた。
 札幌管区気象台によると、28日早朝、現場付近で朝から昼にかけて南東の風が強く吹くとして、海上強風警報を発表して警戒を呼び掛けていた。

◎地元気仙沼 安堵広がる

 「第38順栄丸」が所属する宮城県漁協唐桑支所では、乗組員全員が救助されたことで職員に安堵(あんど)の表情が広がった。
 28日午前11時10分ごろ、同支所に7人が巡視船で救助されたとの連絡が入った。運営委員長の畠山政則さん(65)は「全員がけがなく救助され、ほっとした。船員の家族にいい連絡ができて良かった」と胸をなで下ろした。
 事故当時の海域の状況については「周囲の船から大しけではなかったと聞いている」と話した。支所職員と家族らは同日、7人が到着した北海道釧路港に向かった。
 順栄丸は24日に気仙沼市唐桑町の宿舞根漁港を出港。夜中から明け方にかけて漁を行い、28日に操業を終えて帰港の予定だった。


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2019年08月29日木曜日


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