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宮戸のモモ、献上目指す 生産組合、東松島復興の象徴に

収穫したモモを渥美市長(中央)に手渡す尾形組合長(右から2人目)

 宮城県東松島市宮戸でモモを栽培する奥松島果樹生産組合「いちじくの里」は28日、東日本大震災の津波で浸水した農地で収穫された「くにか」を市に贈った。収穫は3年目で、将来は皇室献上を目指す。
 今季の収穫は今月上旬に始まり、初出荷された昨年より1万2000個多い2万個が収穫できる見込み。市役所を訪れた尾形善久組合長らは、渥美巌市長に採れたての「くにか」10個を手渡した。
 渥美市長は「被災した宮戸島のモモは復興のシンボル。天皇皇后両陛下へ献上したい」と意欲を見せた。尾形組合長は「福島産などより甘いと関係者から評判で、復興の一番の証しだ」と期待した。
 市は29日、贈られたモモを宮内庁に届ける予定。市内には、上皇后美智子さまが震災後、被災した野蒜地区に思いを寄せて詠まれた歌の碑がある。
 同組合は2015年、カキやノリの養殖に携わる8人で発足。県や市などが取り組む「奥松島地域営農再開実証プロジェクト」の一環で農地を復活させた。


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2019年08月29日木曜日


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