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<せんだい仕事人>仙台名物 毎日手作り/鐘崎・かまぼこ職人 河内舞佳さん(25)

河内舞佳さん

 鐘崎(仙台市)が今春リニューアルした若林区の体験施設「笹かま館」内にある調理場で、毎日かまぼこを手作りする。同社の職人約20人のうち、最年少にして唯一の女性だ。
 地元出身者が多い職場だが、自身は郡山市出身。子どもの頃から練り物を愛し、物心ついた時には職人を目指していた。山口県下関市の水産大学校食品科学科に入学し、養殖から商品のパッケージまで幅広く勉強。「風味のバランスが一番好みだった」という鐘崎に2017年、製造部門で入社した。
 総務省によると、仙台市は1世帯当たりのかまぼこの年間支出額が全国1位(16〜18年平均)。かまぼこの製造販売企業が多い宮城県内でも、鐘崎のように保存料、でんぷん、卵白不使用を貫くのは珍しいという。「卵を使わずにぷっくら感を出すのは難しい。ここではそれを実現できる」と誇らしげに語る。
 入社1年目で「水産練り製品製造技能士」2級の資格を取得した。現在は練り製品加工のプロフェッショナルだけが持つ、難関の1級取得に向けて経験を積んでいる。「笹かまは県外での知名度が意外と低い。牛タンに並ぶ仙台の代名詞にしたい」と意気込む。


2019年08月30日金曜日


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