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<楽天>松井、甘い勝負球 延長10回決勝ソロ浴びる

10回ロッテ1死、井上(左)に勝ち越し本塁打を打たれ、ぼうぜんとする東北楽天の松井(川村公俊撮影)

 東北楽天の投手陣は2度の重要な局面で細心の注意を払えず敗戦となった。
 まずは延長十回に松井が浴びた井上の決勝ソロ。直球が全て外れて3ボールとカウントを悪くした後、外角寄りの直球を豪快に中越えにたたき込まれた。
 「(松井の)真っすぐであれば本塁打にされることはないと思った」(太田)と主砲との勝負を選んだ若きバッテリー。その決断は悪くはないが、勝負球が甘かった。平石監督は「一発のある打者にストライクを取りにいっては絶対にいけない」と反省を促す。
 六回の先発美馬の被弾も痛かった。先頭荻野に左前打を浴び、続く鈴木を2ボール2ストライクと追い込んだ。3点のリードがあり、一発だけを注意すべき場面で、美馬は一塁へのけん制を3度も続けた。その直後の浮いたフォークボールを右翼席に運ばれた。
 指揮官は「(荻野に)走られても痛くもかゆくもないケース。何度もけん制する必要はない」と指摘。むしろ打者への警戒が緩んで打たれることを恐れていたが、その不安は現実のものとなってしまった。
 「負けを引きずっても仕方がない。目の前の試合を勝つだけ」。試合後、指揮官は声を振り絞ったものの、チームの勝ち頭と守護神が打たれての黒星は重い。
(伊藤卓哉)


2019年08月30日金曜日


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