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<Tリーグ>東京開幕戦制す 張本覇気なし 格下相手にミス連発

東京−岡山 第4試合のシングルスで厳しい表情を見せる東京の張本

 2季目を迎えた卓球のTリーグが29日、東京都のアリーナ立川立飛で開幕して男子の1試合が行われ、初代王者の東京が昨季レギュラーシーズン2位の岡山に3−2で競り勝って白星発進した。
 東京は第1試合のダブルスで張本(仙台市出身)丹羽(青森山田高−明大出)組が上田(青森大出)森薗(青森山田高−明大出)組に敗れたが、続くシングルスで水谷(青森山田高−明大出)が吉村に快勝。2−1で迎えた第4試合で張本が森薗に敗れ、1ゲーム先取の第5試合で水谷が上田を下した。
 Tリーグは男女各4チームで、7回戦総当たりのレギュラーシーズンを2月まで開催。男女とも上位2チームがファイナルに進む。女子は30日に日本生命−神奈川で開幕する。

◎張本覇気なし/格下相手にミス連発、単複ともに落とす

 張本に世界ランキング5位の威厳はなかった。第1試合のダブルスはおろか、第4試合のシングルスも落とす。チームが勝っても一人表情はこわばり、ショックは隠せない。試合後は取材に応じなかった。
 2−1で迎えた第4試合。バックハンドで強打するチキータの使い手の森薗が、フォア側のサーブに対して台上のレシーブを多用。意表を突かれたのか、張本の台上で払う打球や強打はミスが多く、リズムをつかめない。覇気はなく、何度も首をかしげる。
 最終ゲームは得意のチキータでミスを連発。世界ランク56位の森薗に負け、がっくりと肩を落とした。
 ワールドツアーの疲労はあっても、それはこの日2勝した水谷も同じ状況下。水谷は「彼はちょっと冷静じゃなかった」、邱建新監督は「まだ若く、焦りがあったのかも」と振り返る。
 今季は波に乗れていない。4月の世界選手権は4回戦、6月のジャパン・オープン(OP)は1回戦でともに世界ランク3桁の相手に敗戦。中国の主力が欠場した8月のワールドツアー2戦は、ブルガリアOPで今季ツアー初優勝したが、翌週のチェコOPは1回戦でまたも世界ランク3桁の選手に足をすくわれた。
 東京五輪までに調子を取り戻せるか。Tリーグで試合を重ね、完全復調のきっかけをつかみたい。
(佐藤夏樹)


2019年08月30日金曜日


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