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<塩釜市長選>同姓「佐藤」票 選管ピリピリ 迅速な開票へ「フル表記」呼び掛け

 投開票が9月1日に迫る塩釜市長選で、市選管が疑問票の扱いを巡り慎重に準備している。候補者に同姓がいるのが主な理由。過去最低を毎回更新している投票率の行方も注目される。同時選挙の市議選と併せ、迅速な開票のため投票用紙に候補者のフルネーム記入を呼び掛ける。
 市長選に立候補しているのは、5選を目指す無所属現職の佐藤昭氏(77)、無所属新人で元県議会議長の佐藤光樹氏(51)=自民推薦=、共産党新人で党塩釜地区委員長の阿部進氏(49)。佐藤両氏に親戚関係はないという。
 市選管によると、名字のみ記入の疑問票なら該当する候補者の得票数の割合に応じて1票を案分する。もし「佐藤市長」なら現職の昭氏の得票になる可能性が高いが、他の疑問票と同じく、開票所で選挙立会人の意見を聞いて選挙長が最終判断する。
 投票率で開票の事務量も変わる。平成以降の同市長選の投票率を見ると、前市長の三升正直氏(故人)が初当選した1991年は75.07%で、その後は右肩下がりだ(グラフ)。
 2003年4月は昭氏、挑戦3度目の光樹氏の父ら新人の三つどもえで昭氏が制した選挙。11年は東日本大震災で9月に先送りされ現職と新人計4人による混戦。だが、ともに投票率は低下し、前回15年は52.36%まで下がった。
 前回より上がるとみる昭氏の陣営は「三つどもえで、この顔触れ。18歳以上が投票する初の地方選挙でもある」。光樹氏の陣営は「冷静に見れば前回並みか」、阿部氏の陣営は「分からない。関心は広がっている」とするが、共に投票率上昇を期待する。
 期日前投票は29日までの4日間だけで前回同期比約3割増の3382票。市選管の伊東英二事務局長は「多くの有権者に投票してほしい。意思をくみたいので候補者名のフル表記をお願いする」と話す。


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2019年08月31日土曜日


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