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トヨタ東日本、現カローラ生産の一部を継続 新型は愛知に移管

海外仕様の新型カローラのセダン。国内モデルは一部仕様が異なる

 トヨタ自動車東日本(宮城県大衡村)が、9月中旬の新型カローラ発売以降も現行カローラの一部グレードの生産を続けることが30日、分かった。新型の生産は車体の大型化に伴い、トヨタ自動車の愛知県内の工場に移管されるが、現行モデルは法人需要が根強く、新型投入後も生産を継続する。

 新型カローラはセダンとワゴンタイプの2種類で、宮城大衡工場(同)で生産している5ナンバーの小型セダン「カローラアクシオ」と小型ワゴン「カローラフィールダー」を全面刷新して発売される。
 現行カローラは国内専用モデルで独自のプラットフォーム(車台)を採用しているが、新型カローラは海外モデルとプラットフォームを統一した上で国内専用のボディーを開発した。全幅が拡大して低重心になり、昨年6月発売のハッチバックタイプ「カローラスポーツ」に続いて3ナンバーとなる。
 一方で、5ナンバーの現行カローラは手頃な大きさと乗り心地、税制面など維持費が抑えられる点で個人商店や企業の営業車としての需要が高い。トヨタはアクシオ、フィールダーともに一部の低価格グレードを残すことで、法人顧客の流出防止を図る。アクシオをベースに開発し、トヨタ東日本が生産する教習車「トヨタ教習車」も残る。
 1966年に発売されたカローラは、価格と性能のバランスの良さが評価され、国民的大衆車として定着。国内累計販売数(商用車タイプを除く)は2015年5月末で単一車種としては国内で初めて1000万台を超えた。
 現行モデルは11代目で12年に販売を開始した。日本自動車販売協会連合会(東京)の統計によると、カローラスポーツを加えた18年の販売数は約9万台。新車の車種別で8位(軽自動車を除く)と根強い人気を誇る。


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2019年08月31日土曜日


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