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大規模災害、訓練真剣もしもに備え JR仙台駅で帰宅困難者的確に誘導

帰宅困難者の中に車いす利用者も含まれることを想定して行われた訓練

 仙台市やJR東日本でつくる仙台駅周辺帰宅困難者対策連絡協議会は30日、大規模災害発生時に帰宅困難者が押し寄せる事態に備えた訓練を行った。学生ボランティアや事業者ら約250人が、車いす利用者や妊婦、外国人を含めた帰宅困難者を一時滞在場所に誘導する手順を確認した。
 三陸沖を震源とする地震で市内では震度6強を記録し、JRと市地下鉄が運行できない状況を想定。駅東西に設けた緊急退避場所で徒歩帰宅が可能な人を除いた帰宅困難者を選別し、近隣の一時滞在場所4カ所に誘導した。
 一時滞在場所となった青葉区の市シルバーセンターには34人が避難。参加者らは段差や障害物に注意を払いながら、妊婦役や車いす利用者役が移動するのを介添えした。車いす利用者役を務めた東北福祉大1年曳地航大さん(19)は「車いすに乗り、少しの坂道でも不安に感じた。地震発生時に積極的に手助けしたい」と話した。
 東日本大震災では、仙台駅周辺に約1万1000人の帰宅困難者が詰め掛けた。市は駅周辺に一時滞在場所23カ所計1万1200人分を確保している。同様の訓練は9月3日にJR長町駅でも初めて実施される。


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2019年08月31日土曜日


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