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<ベガルタ>33歳・いぶし銀の富田 ボール奪取に磨き

紅白戦でボールを持つハモンロペス(中央)に激しく体を寄せる富田(左)。右は松下

 いぶし銀の技が中盤の底で光る。ボランチの富田が1対1の局面での巧みなボール奪取でチームの攻守を支えている。「自分はそんなにボールを取れていない」と控えめな自己評価は高い向上心の表れ。続けて引き分けた川崎、湘南の2戦では仲間と連動し、ピンチの芽を摘んだ。鳥栖戦も相手の攻撃をいなし、4戦ぶりの勝利へ貢献を誓う。
 28日の公開練習。紅白戦で松下とボランチを組み、攻守で存在感を見せた。ハモンロペスの力強い突破に対して激しく体を寄せて阻み、時には前線に出てハイプレスも敢行。攻撃ではシマオマテ、平岡の両センターバックの間へ下がり、スペースを見つけてビルドアップの起点にもなった。
 仙台一筋、15年目。「バランスを意識しながらやっている。前から選手が連動してパスコースを限定し、ボールの奪いどころをつくっていく」と経験を生かしている。6戦連続で先発出場中で周囲との連係に迷いはない。鳥栖は湘南と同様にハイプレスが持ち味。「同じように前から来るので、こっちは背後のスペースを使える。相手の嫌がるようなプレーをしたい」と思い描く。
 リーグ戦は残り10試合。下位同士の直接対決はJ1残留を占う大きな一戦となる。「順位を考えれば一つでも多く勝たないといけないが、まずは目の前の試合に向けて準備したい」。33歳は冷静に技を磨く。
(原口靖志)


2019年08月31日土曜日


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