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<楽天>フェルナンド殊勲 勝利呼ぶ2安打4打点 苦節5年「力出し切る」

4回東北楽天1死満塁、フェルナンドが左越えに走者一掃の適時二塁打を放つ(小林一成撮影)

 「最高でーす」。試合後、お立ち台に立った東北楽天のフェルナンドは、持ち前の明るさを見せた後、人目をはばからず涙した。苦節5年、4打点の大活躍に「ファンが応援してくれる。それに応えられて良かった」としんみりと喜んだ。
 四回に2点を先取し、なお1死満塁。先発北浦の140キロの浮いた直球を見逃さなかった。強振した打球は走者一掃の左越え二塁打に。「(北浦は)ファームでも対戦していた。冷静に、力強い直球をはね返せた」と振り返った。
 2点を返された六回も相手の反撃ムードを断つ中前適時打を放った。
 「苦労人がどれだけの力を見せつけられるか、期待していてください」。7月31日、育成契約から支配下登録された時の言葉だ。8月23日に今季1軍初出場後、4季ぶりの適時打を放つなど存在感を高める。「(育成になり)今後どうすればいいか考えた。数少ないチャンスをものにしていくという気持ちを貫いてきて良かった」と話す。
 夢は、2軍時代に何度も指導してくれた平石監督を日本一にすることだ。「持っている力を出し切って、勝利に貢献したい」と意気込む。恩師は「これからが大事。必死さは伝わっている。まだ手放しでは喜べないが、きょうの仕事は見事だった」と頼もしそうにうなずいた。(狭間優作)


2019年08月31日土曜日


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