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<台風10号豪雨>あの日から3年 「命最優先」誓い新た 岩手・岩泉で緑川会職員ら追悼式

雨の中で黙とうする緑川会の関係者=30日午前9時50分ごろ

 岩手県岩泉町の高齢者グループホーム「楽(ら)ん楽(ら)ん」で入所者9人が犠牲になった2016年の台風10号豪雨から3年となった30日、施設を運営していた社団医療法人「緑川(りょくせん)会」は建物跡地に献花台を設置し、職員ら約50人が手を合わせた。
 佐藤弘明常務理事は「犠牲者と遺族には本当に申し訳ない。利用者と職員の命を最優先にした施設運営に努める」と話した。遺族の出席は今年もなかった。追悼式は来年以降も継続するという。
 犠牲者6人の遺族が緑川会に損害賠償を求めた訴訟は盛岡地裁で20日、命日を前に和解が成立。緑川会は法的責任を認め、既に原告側代理人に賠償金を支払った。
 訴訟で中断していた慰霊碑の建立について佐藤常務理事は「建てたい気持ちは変わらないが反対している遺族もいる。相談を重ねたい」と語った。
 楽ん楽んでは近くを流れる小本(おもと)川が氾濫して濁流が押し寄せ、平屋建物の天井近くまで水没した。


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2019年08月31日土曜日


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