海照らす灯 犠牲者思う 気仙沼・舞根地区で灯籠流し
東日本大震災の津波で大きな被害を受けた宮城県気仙沼市唐桑町舞根(もうね)地区の漁港で8月30日夜、灯籠流しがあった。震災の犠牲者を悼み、地域の復興への願いが込められた250個の灯籠の光が、海面を彩った。
漁港近くで8割の世帯が被災した舞根2地区の住民でつくる実行委員会が主催した。60人の住民が会場に設けられた祭壇で焼香し、手作りの灯籠を流した。
岸壁には200個のちょうちんも飾られ、灯籠の明かりとともに幻想的な雰囲気を醸し出していた。
灯籠流しは毎年8月30日に漁港で行われていたが、約20年前に中断。舞根2地区の住民が2017年、震災の犠牲者を供養するために復活させた。
実行委員長の畠山環さん(80)は「震災でたくさんの人が亡くなった。犠牲者の冥福を祈るためにも、続けていかなければならない大事な行事だ」と話した。
2019年09月01日日曜日




