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消費税増税まで1カ月 仙台圏の店舗 駆け込み狙い商戦熱く

「富谷ワイルド店」では例年より早く冬タイヤのコーナーが登場した=宮城県富谷市
東京インテリア家具は最長1年先の配送を受け付けている=仙台市宮城野区

 消費税率が10%に引き上げられる10月1日が1カ月後に迫った1日、仙台圏の小売店では駆け込み需要を狙ったセールなどが展開された。増税幅は5%から8%に上がった2014年4月より小さい2%とはいえ、家計への影響は小さくない。各店舗の担当者は「徐々に売り上げが伸びている」と口をそろえ、増税を目前にした駆け込み商戦の本格化へ気合が入る。

 タイヤ、ホイール販売のフジ・コーポレーション(富谷市)の「富谷ワイルド店」(同)には、例年より早く冬タイヤのコーナーが登場。タイヤ購入者の約半数が冬タイヤを選んでいる。
 宮城県利府町の会社員男性(30)は、通勤に使う車の冬タイヤがすり減ったため買い替えを検討。「見積もりではセールと増税分などで1万円弱違う。いずれ買うなら税金が安い今月がいい」と話す。
 同店は8月初旬から冬タイヤの問い合わせが増えたことを受け、同月下旬から冬タイヤに力を入れた「増税前セール」を実施。冬タイヤの売り上げは前年比で約2割増えているという。
 同社販売部の柴田大輔マネジャーは「輸入車やスポーツタイプ多目的車(SUV)の冬タイヤは大型で高額。増税前の購入を呼び掛け、販売本数と売り上げを増やしたい」と期待する。
 東京インテリア家具の仙台港本店(仙台市宮城野区)は、大型家具などを対象に最長1年先の配達を受け付け、年末から来年にかけての住宅新築や買い替えに伴う需要を狙う。
 新居に置くソファを購入した盛岡市の50代のパート女性は「配達は年内で入居日が決まり次第お願いする。増税前に安く買えてよかった。浮いた費用で別のものが買える」と喜んだ。
 同店は例年10月に実施するイベントを相次いで前倒す。大規模キャンペーンを8月に実施し、売上高が前年同月比で2桁増えた。9月にはベッドやカーテンのフェアを開催する。
 嶋村崇店長は「駆け込み需要は今月がピークで、その後2カ月間は消費が落ちるだろう。今月分の売り上げを確保しつつ、増税後を見据えてサービスの質を高めていく」と語った。


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2019年09月02日月曜日


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