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<この人このまち>地域照らす活動 ハゲむ ツル多はげます会

須郷貞次郎(すごう・ていじろう)1947年、青森県鶴田町生まれ。電機メーカー勤務などを経て、2000年に農業法人「津軽ぶどう村」を設立した。

 輝くはげ頭で世の中を明るく照らす−。そんなスローガンを掲げる青森県鶴田町のツル多はげます会は、頭髪がさみしくなった男性を中心に、地域のにぎわい創出に「はげ」んでいる。会長の須郷貞次郎さんは同町を「はげの聖地」にするという大きな目標を掲げる。(青森総局・八巻愛知)

◎ツル多はげます会会長/須郷貞次郎さん(71)町を「はげの聖地」に。『HAGE』を世界の共通語にしたい。

 −会長なのに、はげていないのですね。
 「よく言われます。実は、はげます会ははげ頭や薄毛ではなくても入れるのです。入会条件は『はげ頭を愛していること』。会員は立派なはげ頭がほとんどですが、はげてない人も何人かいます」
 「2007年に町外の知人から入会したいと頼まれ、創設者の竹浪正造さんを訪ねたのがきっかけでした。コンプレックスであるはずの薄毛を前向きに捉えて楽しんでいる姿に感銘を受け、自分も入会を申し出ました。会長は2014年から務めています」

 −はげます会の歴史を教えてください。
 「1989年にできました。飲み屋ではげ3人が意気投合して始まったようです。現在の会員数は80人以上で、スポンサー企業も21社登録されています」

 −普段の活動は。
 「年に2回、『有多毛(うたげ)』と称して定例会を開きます。頭皮に吸盤を付けて引っ張り合う吸盤綱引きの全国大会が有多毛のメインイベントです。海外メディアが取材に来て驚きました」
 「町内の交通安全活動にも参加します。会員が小学校の前に並んで座り、登校中の児童が頭を触っていきます。毛が無く(けがなく)安全に過ごしてほしいとの思いで始めました」

 −昨年1月にNPO法人となりました。
 「会長に就任したときに掲げた目標の一つがNPO法人化でした。全国に同様の集まりがありますが、活動休止状態の組織もあります。任意団体のままでは長続きしないかもしれないと危惧していました」
 「はげます会を将来に残していくため、会の規約を作り体制を整えました。これまで曖昧だった年会費もきちんと集めることにしました。NPO法人になったことで、社会的な信用度も増したと思います」

 −今後の目標は。
 「鶴田町を世界からはげが集まる場所にし『HAGE』を世界の共通語にしたいです。今後もはげをポジティブに捉え心から楽しむ活動を展開していきます。私もいずれは立派なはげになりたいですね」


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2019年09月02日月曜日


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