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海上に送る供養の灯籠 相馬・松川浦

犠牲者の鎮魂を祈って海に流される灯籠

 福島県相馬市の松川浦漁港で8月31日夜、東日本大震災の犠牲者を追悼する灯籠流しがあった。今年で9回目。約600の灯籠が漁船から海に送られ、地区の住民らが亡くなった人の冥福を岸壁から祈った。
 漁港に近い東部地区の再起を願う住民らと寺院でつくる流灯会実行委員会が主催した。
 実行委員長の立谷幸一さん(66)が「二度と悲劇を繰り返さないためにも、後世に伝えていかなければならない」とあいさつ。僧侶の読経が続く中、明かりがともされた灯籠が一つ一つ海に入れられた。
 津波で亡くなった同級生2人の灯籠を送った会社社長の立谷幸雄さん(82)は「今年は灯籠がきれいに海に流れていった。友人の供養になるといい」と話した。
 会場では太鼓の演奏や花火大会もあった。震災では原釜・尾浜地区の207人を含め、市内で458人が犠牲になった。


2019年09月02日月曜日


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