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女川原発3号機 県と立地市町立ち入り 線量モニター規定違反で

女川原発の担当者(右端)からモニターの計測状況などの説明を受ける県職員ら

 東北電力が女川原発3号機(宮城県女川町、石巻市)で放射線量を測るモニターの必要数を確保していなかった保安規定違反を受け、県と女川町、石巻市は2日、東北電との原子力安全協定に基づき立ち入り調査を実施した。
 調査は2016年6月以来、3年3カ月ぶり。県原子力安全対策課の伊藤健治課長ら約20人が原発全体にモニター114台を配置するとした規定を満たしていない現状を聞き取りし、関係書類を確認した。
 原子力規制委員会から8月に違反と判定された3号機燃料交換エリアも訪問。線量を正しく測定できないモニター1台の代替措置として、仮設モニターなどで対応する現場を視察した。
 伊藤課長は調査後に「当面の対策を講じているが、保安規定という基本事項は守ってほしい。国などとのコミュニケーションも不足している」と指摘した。
 東北電は10月末までに新しいモニターを設置する方針。若林利明所長は「調査を真剣に受け止めて改善する。今後は国や地元自治体に適切に報告したい」と話した。
 調査には原発30キロ圏内の登米、東松島、涌谷、美里、南三陸5市町も同行。8月28日に2号機燃料プールであった冷却ポンプ停止など、前回以降のトラブル3件についても調べた。


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2019年09月03日火曜日


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