宮城のニュース

安全の拠点、被災から復旧 津波で全壊の南三陸消防署が移転新築

高台に新築された新庁舎と訓練塔

 東日本大震災の津波で全壊し、移転新築された南三陸消防署の落成式が2日、南三陸町志津川新井田の同署であった。気仙沼・本吉広域消防本部管内で、被災した消防施設4カ所の復旧が完了した。
 式には関係者ら約70人が出席。同消防本部副管理者の佐藤仁町長は式辞で「施設の復旧は復興に向かって歩む町民の安全な暮らしにつながる」と述べた。署員が3階と5階の訓練塔で、降下やロープで建物の間を渡る訓練を披露した。
 新庁舎は鉄筋平屋で床面積約930平方メートル。海抜約20メートルの高台の造成地に建設した。約100トンの水が入る地下式防火水槽や、女性署員の勤務を見込んで専用の仮眠室を設けた。
 南三陸消防署は震災後、町総合体育館周辺に設置したトレーラーハウスなどを経て、2013年から志津川沼田の仮設庁舎で業務を続けていた。新庁舎での業務は8月8日に始めた。
 昆野誠署長は「施設や設備を有効に活用し、任務を確実にこなしたい」と話した。


関連ページ: 宮城 政治・行政

2019年09月03日火曜日


先頭に戻る