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<七ヶ浜・重油流出>養殖ノリ、県が安全宣言 種付け開始11月にも収穫

県庁で始まった七ケ浜産ノリの即売会で商品を購入する村井知事(左)

 仙台港で1月にコンテナ貨物船から重油が流出し、七ケ浜町の海域で養殖ノリ生産が中止になった問題で、県は2日、調査の結果、漁場への影響は確認されなかったとして「安全宣言」を出した。同町では今季の養殖が再開され、種付けが始まった。11月中旬にも収穫が始まる見通しだ。
 県によると、1月30日〜8月7日にかけて計7回、七ケ浜沖を中心に延べ68地点で調査を実施。海上での油膜や海底に沈んだ油分は確認されなかった。
 村井嘉浩知事は2日の定例記者会見で「事故の影響は全くないことが確認された。安全でおいしいノリを消費者に食べてほしい」と呼び掛けた。
 県庁1階では同日、七ケ浜産ノリの即売会が5日までの日程(4日は休み)で始まった。焼きのりや加工品などが並び、関係者らが安全性をアピールした。
 県漁協七ケ浜支所の寺沢春彦運営委員長は「安全宣言は今季の生産に弾みがつく。長年、引き継がれてきたノリ養殖が途切れず良かった」と安堵(あんど)した。
 事故は1月20日に発生し、重油約1.51キロリットルが海に流出。同支所は生産を中止し、被害を受けたノリや養殖いかだを撤去した。
 同支所によると、被害額は14億円に上るという。重油を流出させた船会社側との示談交渉は既に終わっている。示談内容は非公表。


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2019年09月03日火曜日


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