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魚市場8年半ぶり復活 入札に活気 いわき・久之浜

入札にかけられたヒラメを品定めする関係者

 いわき市漁協は2日、市北部の久之浜地方卸売市場で約8年半ぶりに入札を再開した。東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の影響で休止するまで、漁協の水揚げ量の約半分を占めた魚市場。ヒラメやカレイなど「常磐もの」が次々と水揚げされ、活気づいた。
 沿岸で試験操業を続ける久之浜の地元漁船など27隻が約2トンを水揚げした。仲買業者が魚のかごに値段を書いた札を次々に入れ、落札した。
 久之浜漁港に水揚げされた魚はこれまで、販売機能を集約した沼之内支所魚市場に陸送していた。輸送が不要になって漁に割ける時間が長くなり、漁獲量拡大につながると期待される。
 魚市場施設は震災の津波で被災。残った施設を活用し、再開にこぎ着けた。福島第1原発の南約30キロに位置する。
 自身も底引き網漁に出た江川章組合長(72)は「原発に近い魚市場が開くことで風評被害の払拭(ふっしょく)にも貢献できる。本格操業に向けて進みたい」と話した。


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2019年09月03日火曜日


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