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東北の新幹線「圏外」ようやく解消へ 東京五輪までに 全国最後の山形は20年末

山形新幹線つばさ

 東北を走る新幹線が2020年末、トンネル内を含む全線で携帯電話の使用が可能になる。総務省が山形新幹線大石田−新庄間、福島−米沢間にあるトンネルの電波遮蔽(しゃへい)対策事業に対する補助金交付を決定した。工事は20年末までに終了予定。東北、秋田を含む全国の新幹線は同年夏の東京五輪開幕までに対策工事を終える計画で、「圏外」区間は山形が最後になる。
 補助金対象は山形新幹線2区間の計6トンネル。携帯電話事業者などでつくる移動通信基盤整備協会(東京)の申請で、事業費計4億9000万円の3分の1を国が補助する。トンネル内に光ファイバーケーブル、アンテナを20年末までに設置し、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの3社がサービスを提供する。
 「既設新幹線トンネルの携帯電話が通じない区間を20年までに解消する」とした17年の閣議決定を受け、全国で整備が進んだ。総務省によると、今回の交付決定区間を除く全国の新幹線のトンネルは、東京五輪が開幕する20年7月までに完工の予定だ。同省移動通信課の担当者は「さまざまな条件が重なって工事が難しく、山形の工事が最後まで残ってしまった」と説明する。
 東北では他に、山形新幹線福島−米沢間の7トンネル、東北新幹線の八戸以北、秋田新幹線の雫石−田沢湖間、北海道新幹線の新青森−木古内間で現在、「圏外」解消に向けた整備が進む。青函トンネルは5日から全区間で携帯電話の利用が可能になる。


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2019年09月03日火曜日


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