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<仙台・折立中自殺>仙台市長「再調査しない」 遺族の意向考慮

 仙台市青葉区折立中2年の男子生徒が2017年4月に自殺した問題で、郡和子市長は3日、市教委の第三者機関が提出した答申や遺族の所見書を踏まえ、いじめ防止対策推進法に基づく市長の再調査は実施しない方針を明らかにした。
 郡市長は定例記者会見で「遺族が再調査を希望していない。命を絶った理由の解明を誰よりも望んでいた遺族の気持ちを尊重することが適当」と判断の理由を説明した。第三者機関が丁寧に調査し、再発防止策を提言したことも挙げた。
 遺族への謝罪に関しては「(遺族の意向を)尊重しつつ考えたい」と明言を避けた。遺族は所見書の中で郡市長と佐々木洋教育長の謝罪を拒否している。遺族が求める当時の校長や担任らの処分には「市教委で懲戒基準にのっとって行われる」と述べるにとどめた。
 「これまで(いじめ防止対策に)さまざま取り組んできたが、一人一人の教職員に浸透していたかといえば、必ずしもそうではなかった」と反省点を指摘し、「いじめ防止への考え方が市教委に浸透するように最大限努力する」と誓った。
 いじめ防止の理解度を教職員が自己点検するシートの配布など、市教委がまとめた再発防止策を一定評価し「いじめを許さないという思いを認識し、教職員一人一人がしっかりと取り組むことが大切」と求めた。


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2019年09月04日水曜日


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