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<楽天ファームだより>木村敏靖投手 横手投げ転向 安定感増す

8月25日の巨人戦で登板した木村。雨でノーゲームとなったが、好リリーフを見せた=宮城県南三陸町の平成の森しおかぜ球場

 チームにとって貴重な横手右腕に開花の兆しが見えてきた。育成3年目。今季23試合に登板し防御率4.15ながら、投球内容は少しずつ安定感が増している。
 5月16日のヤクルト戦では2番手でマウンドに上がり、イースタン・リーグ初勝利を挙げた。3回2/3を投げ、2安打無失点の好投。「勝ちは特に意識していなかったが、うれしかった」とはにかんだ。
 学生時代は150キロ台の直球を武器とする上手投げだった。厳しいプロの世界で生き残っていくため、希少な横手投げに転向。直球の急速は140キロ台前半と落ちたものの、浮き上がるような軌道で打者を打ち取れるようになった。スライダー、カーブ、シンカーなど変化球も多彩だ。
 以前はコースを突く意識が強過ぎて制球が定まらないことが多かったが、「ゾーンを広く狙おうと心掛けてからはコントロールが安定してきた」と話す。
 同じ横手投げの先輩のアドバイスも効いた。2軍で調整中だった左腕高梨とキャッチボールをしている際に「もっと下半身主導の投げ方にした方がいい」と言われ、フォームを微修正した。球に力が伝わるようになり、球威が増したという。
 3年目の今季が終了し、来季の支配下登録の通告がなければ自由契約となる。再契約などプロの世界で野球を続けるためにも「もう一踏ん張りしないといけない。どんな場面でも構わないので、少しでもいい投球をして結果を残していきたい」と覚悟を口にした。

緩い変化球を生かして 石井貴2軍投手コーチ

 ストライクを取るのに苦労していたが、最近は制球が良くなってきた。スライダーに切れがあるので、カーブ、シンカーなどの緩い変化球で打者を揺さぶれるようになることが、今後の課題。これから成長していくのが楽しみな選手だ。

[きむら・としやす]17年育成ドラフト4位。23歳。奈良県出身。176センチ、78キロ。履正社医療スポーツ専門学校出。背番号131。


2019年09月04日水曜日


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