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スペイン野菜「パドロン」柴田特産に 農業法人生産開始、直売所で販売へ

柴田町の直売所で販売されるスペイン野菜「パドロン」

 宮城県柴田町の農業組合法人「下名生(しものみょう)ファーム」は、スペイン野菜「パドロン」の生産を始めた。県内での栽培はほとんどなく、法人は「新たな柴田の特産品にしたい」と意気込む。
 パドロンはシシトウやピーマンに形が似た野菜で、苦みの中にかすかな甘みのある味が特徴だ。スペインでは素揚げにして、ビールのつまみとして食べるという。
 ファームのパドロン栽培は昨年、東北の生産地の遠野市からパドロンの供給を受けて加工ソースを製造したのがきっかけ。遠野の生産農家に出向いて栽培法を学んだ後、ファームの5農家が今年3月、畑に種をまいた。
 生産農家の1人、水戸仁さん(69)は「試行錯誤の中での栽培だった。5人が別々に取り組むことで一番良い栽培法を見つけ、今後に生かせると考えた」と話す。
 パドロンはピーマンより枝が弱く、補強が必要になった。7月に約200株の苗に実が付き、収穫が始まった。同町のファーム直売所と船岡城址公園の農産物直売所「結友」で、生のパドロン1袋(10個前後)を150円、素揚げにした1パック(8個)を200円で販売する。
 8月28日には同町の飲食店で、滝口茂町長らを招き、パドロンを使った料理の試食会が行われた。滝口町長は「柴田の特産品となるよう頑張ってほしい。地元の特産品が置かれれば、直売所も活気づく」とエールを送った。


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2019年09月05日木曜日


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