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<せんだい仕事人>駅弁通じて地域貢献/NRE仙台調理センター栄養士 大友知恵子さん(39)

 JR東日本グループの日本レストランエンタプライズ(NRE)がJR仙台駅を中心に販売する「仙台駅弁」の開発を一手に担う。
 「地産地消が言われる前から、豊かな地域の食を箱にぎゅっと凝縮してきたのが駅弁。駅弁を通じて何を伝え、地域にいかに貢献するかを考えている」
 ふたを開けた時の彩り、生産工程など、気を配ることはたくさんあるが、何より思いを傾けるのが宮城、東北の食文化の発信。芋煮やおくずかけといった汁物を煮物にアレンジし、秋田県産ほおずきジャムを田楽みそに混ぜ込むなど、工夫を凝らす。
 構想から販売開始まで平均3〜4カ月かけ、年間15種ほど商品化する。テーマに応じて食材を探して生産者の声を聞き、さまざまな文献を読み込む。そうして得た情報を掛け紙の裏のスペースで紹介することも少なくない。
 仙台市出身。多くの人に提供する商品を作りたいとNREに入社し、駅のコンビニ用商品の開発担当を経て2009年から駅弁担当になった。列車の高速化に伴って駅弁市場は縮小傾向。「今の時代に合う駅弁を追い続け、駅弁文化を継承していきたい」。熱い思いも詰め込んでいる。


2019年09月06日金曜日


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