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<ベガルタ>左頬骨折の関口が早期復帰へ全力 「チームのため」と練習合流

練習に合流し、早期復帰を目指してフェースガードを着けてプレーする関口=仙台市泉サッカー場

 左頬骨折で離脱中のJ1仙台のMF関口が、15位とJ2降格の危機が近づくチームを救うため、早期復帰を目指している。5日に再開したチームの練習に一部合流し、切れのあるプレーを披露。診断は全治6週間だが、本人は「チームの力になるため、回復に6週も待ってられない」と完全復活を急いでいる。
 3日間のオフが明けた練習。ピッチに元気な姿が帰ってきた。黒色のフェースガードで患部を保護しながら、ボール回しなどのメニューを意欲的にこなした。「(MF田中)渉、ターンしろ」「無理してスピードを上げるな」。時折、大声で仲間に要求して奮い立たせる役割も担った。
 「魂です。医者から『ぶつかったら折れる』と言われているが、リスクを恐れてやらない選択肢は俺にはない」と頼もしい。
 8月17日の川崎戦で相手と交錯し、前半8分に途中退場。10試合連続で先発し、主に左サイドハーフで攻守を支えた背番号7の離脱は大きかった。川崎戦からチームは2分け1敗と勝ち星がなく、前節は降格圏の16位の鳥栖に1−2で逆転負けし、勝ち点差1に迫られた。
 「絶対に負けてはいけない相手にああいう負け方をするのは精神的にダメージが出る。自分が復帰し、少しでも変えていけるようにしたい」と決意を固める。
 根底にあるのは、J1で戦う礎を築いたプライド。J2で戦った2009年、7季ぶりの再昇格に主力で貢献した。以来、チームは10季続けてトップリーグに定着した。当時を知る選手は他に梁勇基と富田の両MF、GK関しかいない。
 鳥栖戦の後、渡辺監督は選手同士が要求し合わないことを危惧していた。J2での苦しみを知る33歳は「昇格に導いたメンバーが『仙台を絶対に降格させてはいけない』と強い思いを持って戦うことが大事」と強調。課題の解消に責任を背負う覚悟で準備に務める。(原口靖志)


2019年09月06日金曜日


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