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「子グマに近づかない」「ごみを捨てない」 専門家が児童に助言 北上で出前授業

毛皮に触れてツキノワグマの生態を学ぶ子どもたち

 子どもたちにツキノワグマの生態について正しい知識を身に付けてもらおうと、岩手県北上市で5日、岩手大の山内貴義(きよし)准教授(野生動物管理学)による出前授業があった。クマの出没例が多い地域で人的被害を回避しようと県が企画した。
 和賀西小と笠松小の4年生22人が、クマの毛皮などを手に取って爪の鋭さなどを体感。山内准教授は本州に生息するツキノワグマについて(1)植物や昆虫を食べる(2)足は自動車並みに速い(3)爪は鋭く木登りが得意(4)聴覚、嗅覚が鋭い−と特徴を説明した。
 その上で「子グマを見掛けても近づかない」「1人で山に入らない」「鈴や笛で自分の存在を知らせる」「ごみを捨ててクマを呼び込まない」「集落や田畑の周辺の草を払い、見通しを確保する」などの注意点を挙げた。
 クマと出くわした場合は「背中を向けて逃げると追い掛ける習性があるので、後ずさりで距離を保つ」「どうしようもないときは地面に伏せて頭を守ると被害の程度は小さくなる」と助言した。


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2019年09月06日金曜日


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