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美味だから「ビーナッツ」 山形・金山町産落花生で新商品 町内限定販売

金山産落花生の新商品「ビーナッツ」をPRする町と生産者、でん六、山形大の関係者

 国産落花生の産地化に取り組んでいる山形県金山町で、昨年初収穫した豆を使った新商品「素焼きビーナッツ」が完成した。農業振興協定を結んだ豆菓子製造でん六(山形市)や山形大東北創生研究所と共同開発した商品で、今月1日から町内限定で販売している。
 商品発表は8月31日に同町で行われた。「美味で美しい」の意味から「ビーナッツ」と名付け、素材のうまみを生かして素焼き加工した。100グラム入り600円(税別)で販売。生産者らでつくる町新産地開発協議会の青柳栄一会長は「粒が大きく、色もきれいで甘みのある落花生ができた」と手応えを語る。
 町は昨年、高齢化や担い手不足に対応した新たな地域農業の柱として、作業負担が少なく収益も見込める落花生の産地化に着手。でん六や山形大と産学官連携協定を結んだ。昨年は町内の生産者8人が栽培に参加し、計0.4ヘクタールの畑から約1.1トンを収穫。今年は11人に増え、計1.5ヘクタールで約3.5トンの収穫を見込む。
 落花生はでん六が買い取り、加工販売を手掛ける。同社の鈴木隆一社長は「国内市場は輸入品が圧倒的に多いが、値段の高い国産品も人気がある。金山産の落花生は品質がよく、千葉や茨城など国内の他産地に引けを取らない」と語る。
 ビーナッツは現在、町内の宿泊施設「シェーネスハイム金山」と商業観光施設「マルコの蔵」の2カ所のみで販売している。今後、収穫量が増えれば町外での販売を検討するという。
 今年の収穫は9月下旬からの予定。


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2019年09月06日金曜日


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