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移転の新仙台厚生病院 409病床、完全個室化で24年度開業目指す

東北大雨宮キャンパス跡地に移転する仙台厚生病院の完成予想図

 東北大雨宮キャンパス跡地(仙台市青葉区)への仙台厚生病院(同)の移転計画で、新病院の基本設計が6日分かった。入院患者のプライバシーに配慮して409病床を完全個室化する。施設の防災体制も充実させ、2020年秋に着工、24年度の開業を目指す。

 新病院は、雨宮キャンパス跡地約9.3ヘクタールの西側半分を占める約4.1ヘクタールに建設する。敷地の中央には地上9階、延べ床面積4万4800平方メートルの病院棟を建て、南側は緑地帯や保育園、北半分は約650台収容の駐車場を設ける。
 病院棟は自然豊かな仙台をイメージして茶色を基調にした外観とする。救急患者の受け入れ態勢を充実させるため集中治療室を26床整備。屋上の大型ヘリポートや、患者受け渡しが屋内でできる救急車の受け入れヤードも設ける。
 建物は免震構造とし、火災時の防煙機能を強化する。災害時のライフラインの断絶に備えて3日分の電力、ガス、水を確保する。
 仙台厚生病院の現建物は1996年の診療開始以来増築を重ねたが、手狭になったため仙台市中心部での新築移転先を探していた。現病院の土地建物は、14年にオリックス不動産に売却しており、移転後の活用法は未定という。
 病院を運営する一般財団法人厚生会の目黒泰一郎理事長は「都市部の先進病院として、より良質の医療を目指す」と強調した。
 キャンパス跡地の南東側にはイオンモール(千葉市)が開発する商業施設、北東側には野村不動産と住友不動産がそれぞれ大規模分譲マンションを建設する。


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2019年09月07日土曜日


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