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<楽天>弓削、痛恨 中村に逆転満塁弾浴びる

3回、犠飛と満塁本塁打で5失点しベンチに戻る東北楽天先発の弓削(川村公俊撮影)

 東北楽天はクライマックスシリーズ進出に向け何としても取りたかったゲームを1点差で落とした。
 大事な試合で先発を任されたのはドラフト4位新人の弓削。一、二回を三者凡退でしのいだが、2−1の三回、中村に痛恨の逆転満塁弾を浴びた。白球が左翼席の最前列に飛び込んだ後、弓削はうつろな表情で額の汗を拭った。「あのワンプレー。ほんとに悔やまれる」とうつむいた。
 狙いは悪くない。前回(8月23日)の西武戦で、弓削は4回7失点で敗れた。「勝負にいけなかった」。その反省を生かして、今回は右打者への内角攻めを徹底した。
 147キロの直球とカットボール。初球から中村に厳しい内角を投じた。3球目。捕手太田は「カーブでタイミングを外して、ファウルを取りたかった」と振り返る。決して甘くない内角球は、詰まりながらも、東北楽天ファンが詰め掛ける左翼スタンドに吸い込まれた。
 中村の勝負強さをまざまざと見せつけられ、弓削は「芯は外れていたのにパワーがある」。太田も「技術にやられた」と脱帽するしかなかった。
 チームは5月中旬以降、負ければ借金を背負うという瀬戸際の戦いに6度勝った。だが、これで5月17日以来の負け越しだ。「目の前の試合を必死に戦うしかない」。平石監督の声には危機感がこもっていた。
(狭間優作)


2019年09月07日土曜日


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