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教員への志、母校で刺激 宮城県教委が就業体験実施へ 志願者増目指す

 宮城県教委は本年度、教員を目指す大学生を対象に、出身校での就業体験を初めて実施する。学校現場で実際に働く姿をイメージしてもらい、学生の意欲と関心を高めるのが狙い。教員志願者数は、好調な民間企業の採用状況を受けて年々減少しており、県教委は志願者の増加につなげたい考えだ。

 対象は県内で教員を志望する1、2年生が中心。9月から2020年2月末までの間に、卒業した小中高校などで5日間、教員の仕事を体験する。本年度は宮城教育大、宮城大、尚絅学院大、東北工大の学生約130人が参加する。
 教員志望の学生は、4年生で教育実習を履修し、2、3週間にわたって授業実習を行っているが、就業体験では教材の準備や小テストの採点など授業の手伝いがメインとなる。学校によっては実施期間中に体育祭や校外学習もあり、幅広い業務を体験できる。
 教員を目指す学生の就業体験は既に宮教大などが独自に実施していたが、志願者数の減少傾向に歯止めをかけようと、県教委も初めて乗り出す。
 県教委が6月に発表した20年度採用の公立校教員試験の出願状況は355人の採用予定に対し、出願者は1894人。倍率は前年度の6.5倍を下回る5.3倍にとどまっている。
 県教委教職員課は「業績が好調で人手不足の民間企業に人材が流れている」と理由を分析。「教育実習以外にも学校現場を体験できる機会をつくり、志ある学生に教員の仕事のやりがいや魅力を見つけてもらいたい」と話す。


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2019年09月08日日曜日


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