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岩手県知事選、きょう投票 声からし最後の訴え

 任期満了に伴う岩手県知事選(8日投開票)は7日、17日間の舌戦を終えた。ともに無所属で、4選を目指す現職達増拓也氏(55)=立民・国民・共産・社民推薦=と新人の元県議及川敦氏(52)=自民・公明県本部推薦=は声をからして最後の訴えを繰り広げた。

■達増氏、県議選候補と並び気勢

 達増氏は大船渡市から遊説をスタート。一関市から盛岡市へ国道4号を北上して選挙戦を締めくくった。
 「東日本大震災の復興に取り組む中で住民の思いを形にし、市町村と力を合わせて国を動かす真の地方自治を行ってきた」と3期12年の実績を強調した。
 「もう一人の候補は国に寄り添うことを前提にしているが、全く間違った考え方だ。生活本位の政策を進める」と訴え、県政と国政の連携を重視する及川氏への批判を強めた。
 奥州市の街頭では国民民主党や共産党の県議選候補3人と合同で演説した。
 地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の導入計画で適地とされた秋田や沖縄の米軍基地問題を引き合いに「国の言いなりになると県民の意に反したことが進み、地方の自治や自立が脅かされる」と力説。政権与党と一線を画す姿勢を鮮明にした。

■及川氏、大票田に照準握手作戦

 及川氏は大票田の盛岡市に照準を絞り遊説。商店街など6カ所でマイクを握り、県政刷新を呼び掛けた。
 政権与党とのパイプ役を自任し「達増知事は国への働き掛けを一切せず、野党の結集ばかりを叫んでいる。このままでは国際リニアコライダーも岩手に来ない」と主張した。
 東日本大震災の復興事業も「復興期間中は与野党関係なく、復興予算が自動的に下りてきた。国に要望せず、予算のために汗をかかない知事には任せられない」と語気を強めた。
 盛岡市材木町であった「材木町よ市」の会場では、同日程で行われる県議選の野党系候補と鉢合わせ。競うように握手作戦を展開した。
 「市町村の要望も聞かず、県民不在の県政を続けていくことは絶対に許せない。力を貸してください」と一人一人に声を掛け、子育て支援策の拡充を訴えて浮動層にアピールした。


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2019年09月08日日曜日


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