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「海辺のソーダ」に被災地への思い込め 仙台・若林

ミニ漫画がおまけの「海辺のメモリアルソーダ」。初回の漫画は増刊号付き

 東日本大震災の被災地への思いを添えた「海辺のメモリアルソーダ」が、仙台市若林区のせんだい3.11メモリアル交流館で販売されている。すっきり味の中身もさることながら、おまけで付くミニ漫画が市沿岸部で活動する人々の思いを優しいタッチで紹介するユニークな趣向だ。担当者は「ソーダを飲みながら、漫画に描かれた思いに『そうだ』とうなずいてほしい」と話す。

 メモリアルソーダは8月1日に発売した。宮城野区の清涼飲料メーカー「トレボン食品」が製造する昔ながらの素朴な味が特徴。340ミリリットル入り、1本200円で同館のみで販売し、収益は震災復興やメモリアル事業の資金に活用する。
 ラベルのイラストとミニ漫画は市在住のイラストレーター佐藤ジュンコさん(41)が担当する。ラベルには海辺でソーダを手にする女の子と深沼海岸(若林区)などに咲くハマヒルガオ、沿岸部に生息するスナガニを描いた。
 ミニ漫画は「海辺のメモリアル帖(ちょう)」と題し、縦長の紙に表裏合わせて14こまで表現する。第1号は若林区荒浜出身のアマチュアカメラマン佐藤豊さん(82)を取り上げた。震災後、荒浜の海辺の写真を撮り続ける姿、被災地に寄せる思いを半生と共に紹介している。
 漫画は年4回更新予定で、第2号は10月ごろに登場する。市沿岸部で活動する人やグループは多く、四半世紀続けて100号まで発行する壮大な目標もある。
 交流館職員の飯川晃さん(38)は「漫画の登場人物の話に『そうだ』と共感してもらいたくて、サイダーではなくソーダにした。被災地の『これまで』と『これから』を知るきっかけになればいい」と期待する。
 連絡先は交流館022(390)9022。


2019年09月11日水曜日


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