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介護用軟らかご飯 おいしく食べやすく アイリス発売

アイリスが発売した「やわらかいごはん」

 アイリスオーヤマは10日、おかゆ状のパックご飯「やわらかいごはん」を発売した。高齢化の進行で在宅介護が増えており、かむ力や飲み込む力が落ちた高齢者向けの介護食品の需要増に対応する。全国のスーパーやホームセンターで取り扱い、初年度10万食の販売を目指す。
 発売したのは、日本介護食品協議会(東京)の規格に合わせた「容易にかめる」と「歯ぐきでつぶせる」の2種類の商品。1パック150グラム(参考価格は税抜き148円)で、ともに3パック入り(同398円)も用意した。
 コメは宮城県産ひとめぼれを使用し、角田市の角田工場にあるパックご飯製造ラインで生産する。15度以下の環境で精米したコメを水だけで加工するため、コメそのもののおいしさを味わえるという。
 アイリスが介護食品を発売するのは初めてで、新商品の開発に当たり協議会に加盟。硬さや粘度に応じた食べやすさの規格に対応することで、協議会の「ユニバーサルデザインフード」(UDF)に適合した。
 協議会の統計によると、会員企業のUDFの生産額は2016年で約225億円。日本の高齢化率は3割に迫り、市場はさらなる拡大が見込まれる。
 アイリスの担当者は「(UDFの)『容易にかめる』『歯茎でつぶせる』区分のご飯はまだ少ない。在宅介護は仕事との両立が必要な場合が多く、簡単に準備できる介護食品が求められている」と説明する。


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2019年09月11日水曜日


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