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<震災8年半>家族の元へ 懸命の捜索

行方不明者の手掛かりを捜す署員
漂流物をかき分けて捜索する署員

◎南三陸署と佐沼署合同で

 東日本大震災から8年半となった11日、南三陸署と佐沼署は宮城県南三陸町歌津の泊漁港周辺の海岸で、行方不明者を捜索した。
 両署員11人が海岸に堆積した石を掘り起こしたり、消波ブロックの間を棒でかき分けたりして手掛かりを捜した。今回の現場での月命日の捜索は初めてで、住民から漂着物が多いとの情報を受けていた。
 同町の行方不明者は8月末時点で211人。南三陸署の大浦久義次長は「一人でも多くの不明者を家族の元に帰すため、実効性のある捜索を続けていく」と話した。

◎亘理署は磯浜漁港の南側で

 亘理署は11日、宮城県山元町坂元の磯浜漁港南側の海岸で東日本大震災の行方不明者の手掛かりを捜した。
 署員7人が黙とう後、海岸線約400メートルを捜索。台風15号の影響で打ち上げられたとみられる漂流物や消波ブロックの隙間をかき分けて調べた。
 戸島和樹地域課長は「震災の風化を防ぎつつ、行方不明者に結び付く手掛かりを家族に届けたい」と話した。同署管内では亘理町で4人、山元町で18人の行方が分かっていない。


2019年09月12日木曜日


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