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舞台芸術の仕事熱く 人材育成へ専門家ら仙台で講座 「社会良くする」新たな価値強調

舞台芸術の仕事を語り合う(左から)植松氏、堀内氏、鎌田氏

 演劇など舞台芸術の仕事に関心を持ってもらう公開講座「舞台スタッフのキャリア・パス」が1日、仙台市宮城野区文化センターであった。市市民文化事業団主催。舞台芸術の専門家3人が仕事のやりがい、求められる資質などをテーマに語り合い、学生ら約40人が聴講した。
 舞台芸術の専門人材を育成するNPO法人「Explat」(エクスプラット、東京)理事長の植松侑子氏は、芸術公演が教育や経済、医療などの業界と連携して開催される傾向を紹介。「社会をより良くするインフラ整備のような仕事」と新たな価値を強調した。
 神奈川芸術劇場(横浜市)の技術監督の堀内真人氏は、舞台芸術に携わる心構えに触れ「『私の仕事』ではなく『私たちの仕事』と思うこと。熱意とコミュニケーションも大事」と語り、チームワークの重要性を説いた。
 照明の専門家で、劇場・ホールなどを運営する東北共立(仙台市)の鎌田淳氏は、演劇界を志す若者が日頃、心掛けるべきことを助言した。「夕暮れや街の雑踏などいろいろなものをよく見て、何げない風景のイメージを表現できる感覚を持ってほしい」と語った。
 参加者からは労働環境に関する質問が出され、堀内氏は以前のような長時間労働が、改善されつつある現状を説明。「特殊な仕事と思われないように労働環境をより良くすることが、結果的に観客の増加にもつながる」との見方を示した。


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2019年09月12日木曜日


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