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<楽天>いぶし銀次 一振り 9回1死満塁、決勝2点打

9回東北楽天1死満塁、銀次が右前に決勝の2点打を放つ

 銀次らしい迷いのない一振りだった。1−1の九回に3四死球で得た東北楽天1死満塁、日本ハム5番手の秋吉の初球のスライダーを右前にはじき、決勝の2点をもぎ取った。「その前の3打席、凡退していたのでいいところで打ててうれしい」と笑みを浮かべた。
 「自分のスイングをするだけ。打順が3番でも5番でも、関係ない」。秋吉には今季5打数無安打と分が悪かったが、消極的になることなく、自身の持ち味の思い切りの良さを貫いた。「素晴らしい打ち方だった」。平石監督はたたえる。
 8月は月間打率3割4分6厘と好成績を残し、9月も今試合前まで3割5分を超えていたが、「たまたま安打になっているだけ。調子は悪い」と言い切る。「リラックスして入れたのが良かった」。殊勲の一打は経験がなせる技だと強調した。
 実は銀次は満塁に強い。2016年シーズンから昨季まで、満塁での打率は4割超。今季もチーム最多の7安打を放っていて、4割1分2厘、12打点と好成績だ。「7安打はそんなに大したことはない」と謙遜しながらも「積極的にコンパクトに、あとは低めの打球を心掛ける」と勝負強さの秘訣(ひけつ)を披露した。
 「順位が競った負けられない状況で、結果を出せば将来に生きてくる。ただ、緊張する場面でも楽しみながらプレーしてほしい」と若い選手への思いも口にした。31歳、14年目。頼もしい主将がクライマックスシリーズに導き、さらにチームを強くする。
(狭間優作)


2019年09月12日木曜日


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