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<震災8年半>福島大の復興伝える 避難所運営パネル展示、風化防止の一助に

震災発生当時の学内の様子を伝える写真パネル

 福島大は11日、東日本大震災の風化を防ぐため、発生当時の学内の状況や復興の歩みを紹介するパネル展示コーナー「東日本大震災 福島大学の記憶」を付属図書館1階に開設した。
 第1弾として、同大が避難者の受け入れを開始した2011年3月16日から約1カ月半を記録した17枚の写真パネルを展示。蔵書が散乱した図書館の様子、避難所の子どもと交流する学生の姿を紹介している。パネルは3〜6カ月で入れ替え、学内外に復興の歩みを伝える。
 震災後、同大は南相馬市などから1日最大約130人、延べ約2800人を体育館に受け入れた。通学できない子ども向けの学習スペース、段ボールで世帯ごとの居住スペースを設けるなど避難所運営に力を入れた。
 同大の創立70周年記念事業の一環。式典で中井勝巳学長は「8年半が過ぎ、震災を知らない世代が増えてきた。立ち止まって当時を振り返ることが重要だ」とあいさつした。女優の紺野美沙子さんの朗読会もあった。
 展示を見学した人間発達文化学類4年鈴木謙次朗さん(22)は「進学を機に福島で暮らす後輩たちにもぜひ見てもらいたい」と話した。


2019年09月12日木曜日


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