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<内閣改造>東北選出議員、入閣ゼロ 「被災地視点で政策を」

 第4次安倍再改造内閣は13人が初入閣する大幅入れ替えにもかかわらず、東北からの入閣はゼロだった。東北選出議員は与野党を問わず、遺憾の意を表した。東日本大震災と東京電力福島第1原発事故からの復興再生を指揮する田中和徳復興相、小泉進次郎環境相には被災地の視点に立った真摯(しんし)な政策実行を求めた。
 「東北から一人も閣僚がいないのは非常に残念だが、自民党を背負うリーダー候補が入った」。同党の土井亨元復興副大臣(衆院宮城1区)は組閣の狙いに理解を示し、田中、小泉両氏に「霞が関の論理ではなく被災者の思いを受け止めて問題の解決に当たってほしい」とエールを送った。
 同党の吉野正芳元復興相(衆院福島5区)は「東北にも入閣の候補は複数いた。若手も育ち今後は十分期待できる」と強調。田中氏の就任を「原子力規制委員会をつくる議論を一緒にした。市議、県議経験のあるたたき上げ。現場感覚を大切にする人」と歓迎した。
 野党側は復興再生への本気度を疑問視した。立憲民主党の岡本章子氏(衆院比例東北)は「復興に力を入れた人選には見えない。安倍晋三首相や麻生太郎財務相に近い人ばかりという人事から話をそらすため、小泉氏が登用されたと思う」と推測した。
 国民民主党の木戸口英司氏(参院岩手選挙区)は「震災復興は総仕上げの段階。現場に向き合う内閣になるのか注視する」と言及。「東北以外からの復興相起用はあっていいが、被災地の実情をきちんと勉強してほしい」と注文を付けた。


2019年09月12日木曜日


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