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全農青森 目安額は引き上げ、19年産米も概算金設けず

 全農青森県本部は12日、農協組合長会議を開き、各農協に仮払金として支払う2019年産米の概算金について、昨年に引き続き設定しないことを決めた。農協ごとに販売条件の詳細を定め、販売の度に経費を差し引いた代金を渡す「都度精算方式」を継続する。
 県本部は会議で、各農協が定める生産者概算金の目安額(60キロ、1等米)を提示。つがるロマンが1万2400円、まっしぐらが1万2200円で、前年から各200円引き上げた。安定した販売が見込める最高級銘柄の青天の霹靂(へきれき)は、都度精算ではなく農協からの全量買い取りとし、目安額を前年比600円増の1万5600円とした。
 他銘柄より青天の霹靂の引き上げ額を大きく設定した背景には、天候の影響で昨年の収量が低下し、生産者の「霹靂離れ」が進んでいることがある。出荷契約数量は前年比約2000トン減の約7300トンにとどまっており、作付面積を増やす狙いもあるという。
 全国的にも珍しい都度精算方式について、県本部の成田具洋米穀部長は「販売先をきちんと決めることで、産地と消費地を強く結び付ける目的で始めた。今後(全体の)需要が減る中で販売先を確保しながら生産できるようになる」と説明する。
 県本部の桑田徳文本部長は「東北で豊作が見込まれ、この先需給が緩むが、卸業者との協議や他県の状況などを総合的に判断して目安額の引き上げを決めた」と話した。


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2019年09月13日金曜日


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