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「浜の診療所」の小児科、患者2.5倍に 帰郷の医師への信頼厚く 大船渡市国保吉浜診療所

診療所で小さな子どもを診る渡辺さん

 浜の診療所が地域住民の信頼を集めている。岩手県の大船渡市国保吉浜診療所に新設された小児科は、今年の受診者が8月現在で前年同期の2.5倍となった。評判を呼び、近隣エリアから来所する人も増えている。
 内科だけだった吉浜診療所に小児科が開設されたのは2018年1月。宮城県立こども病院(仙台市)などで勤務経験のある医師渡辺周永さん(52)が、古里に戻って所長となったのがきっかけだ。
 次女(2)を診てもらったパート古内美希さん(31)は「熱はなかったが、喉が痛そうで気になった。いろいろな人から『親切な先生』と聞いていた通り、丁寧で話も詳しくしてくれる」と話した。
 受診者は吉浜地区にとどまらず、三陸沿岸道の利用によって62.8%が旧大船渡市域、釜石市など周辺地域からの来所という。
 大船渡市国保年金課は「人口減少で内科の受診者が減る中、経営的にありがたい。渡辺所長は小児神経医療の専門医であり、幅広く利用してほしい」と期待する。
 吉浜地区は住民1238人、15歳以下137人で、ともに市内の地区別最少。渡辺さんは「行きやすいと思ってもらえるならうれしい。患者の要望にできるだけ応え、不安を解消してあげたい」と語る。


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2019年09月13日金曜日


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