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<入試のツボ>日常会話想定し強化

◎公立高教科別対策(5)英語

 以前、2018年3月の公立高入試を振り返り、英語教育改革の影響が徐々に表れ始めていると指摘したことがある。出題された英作文は困っている外国人に助言をするという内容で、実際に英語を使う能力が試された。
 19年3月の入試も、その流れは変わらなかった。従来の「読む」「書く」に加え、「聞く」「話す」を意識していることは、第1問のリスニングの配点が増え、その最終問題が平易ではあるが会話を想定した内容になっていることからも明らかだ。
 「聞く」「話す」を意識した入試と聞くと、これまでの入試より難しい印象を受けるかもしれないが、19年は平均点が上がった。リスニング問題が増えた分、点数が取りづらい長文・対話文読解の問題が減り、英作文も18年より書きやすいテーマだったことが要因として挙げられる。
 今後の対策は、配点が増えたリスニングの対策をこれまで以上に意識したい。問題が難化する可能性がある。単語や表現の習得はもちろん大切だが、書いて覚えることに加え、聞く、音読する練習も増やしたい。
 配点が減ったとはいえ、長文・対話文読解対策も依然重要だ。答えに関わる部分が、きちんと英文法を学習し、語彙(ごい)力がないと理解できない文になっている。
 英作文対策は、日頃から日常会話で使われる英語を意識して「使える」ようにする必要がある。
 19年は書きやすいテーマだったが、題材によっては一気に難化する。外国人とのやりとりとして考えられる場面を想定し、三つの文くらいで発言をまとめる練習をするとよい。(河合塾NEXT・進藤誠泉中央教室長)


関連ページ: 宮城 社会 入試のツボ

2019年09月14日土曜日


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